育児バラエティ番組「スーパーマンが帰ってきた」の苦戦理由に視聴者の本音がある

[‘슈퍼맨’ 점검①] 시청률 10%대 붕괴…‘슈돌’ 영광은 어디로という記事が出ていました。私も好きな番組でyoutubeでは番組全体が見れるのでよく見ていますが、なんだか最近面白くない…実際視聴率が昨年の最低視聴率を下回ってしまってその原因は?というニュース記事です。ネイバーニュースのコメント欄には3000を超すコメントがついています。そこには韓国国民のテレビに対する不満そのものが解けているように感じます。



スーパーマンが帰ってきたという番組は、お父さんが48時間お母さん無しで子育てに挑戦するというものなのですが、モデルSHIHOと格闘家の秋山成勲の子どもさらんちゃんをはじめ何人かのスター子供が出現しました。しかし、いまは若干スターが不在な香りがしています。番組の最年長メンバーのイフィジェの双子ちゃんイソオン、イソジュンとサッカー選手の五人目の子どものテバク君が人気の中心ですが、ソンイルグクの三つ子ちゃん、テハン、ミングク、マンセ(三人の名前をつなげると大韓民国万歳)に比べると弱いかなという気はしないでもありません。

コメントの中に得に多いのがちょっと前に始まった共同育児のコーナーでまだ1歳にもならない子供を連れて父親三人が一緒に過ごしながら育児を協力してやっていこうというものです。まだ幼い子供たちを連れているため子供たちの反応もそう多くなく、視聴者は感情移入する場面がなく面白いと感じられていないようです。

コメントの中には三兄弟が出なくなってからは見なくなったという意見が多くみられます。

記事の中では、育児観察番組で大事なのは「自分の親戚の子が成長している姿を見ているような一体感」「やらせではない自然な演出」であるのに、制作側は新しい部分を見せようと新しいコーナーを作り出すことに躍起になっていると指摘しています。

 

      現メンバーになぜか情がわかない理由

ここからは私の感想ですが、現メンバーにおいても話せるようになって子供としてかわいい盛りの子が何人か登場しています。サッカー選手のイドングクの双子姉妹や、俳優イボムスの弟君のほうのダウル君です。人気があった子たちよりもまだ少し幼いですが、言葉はかなり話すようになりました。しかし、コメントを見ていても出てこない…イボムスの兄弟に関してはソウルちゃんがもうお姉ちゃんでしっかりしている姿が子どもらしくないというか、面白みがないのかもしれません。あまりにもしっかりしているので、こんなにしっかりしているのにうちの子は…と比べてしまいそうです。ダウル君はまだなんでも言葉で解決しようという段階ではないので面白みに欠けるように映るのかもしれません。イドングクの双子ちゃんは単にかわいくないやることがまだ子供じみていて、見ているとちょっと腹が立ちます。店のものをぐじゃぐじゃにしたり、なんだか子供らしいという言葉だけでは表現できないもやもやが出てきてしまう場面が多いです。お父さんはもちろんあまりにもぐちゃぐちゃにしたものは買ったりしていますが、いやいやいや…と言いたくなる部分も無きにしも非ずでした。しかし、テバク君にはやさしい面がありだんだんお姉ちゃんらしくなってきましたのでこれから情がわくかなといった感じです。ギテヨンは愛娘を溺愛する姿に何となく距離感を感じてしまいます。



      ただのこそだての日常を切り取るだけでよかったんじゃない?

記事への中のコメントで気になったものを二つほど。

私も4人の子どもを育てる母ですが、もう子育バラエティーには飽きました。旅行に行ったり高い育児用品に、ささやかな育児の思い出というよりも、お金=育児という図式が見えてしまいます。両親で子育てするのも確かにそうですが、時々見るのが嫌になる部分も多く目につきました。

チュソンフン(秋山成勳)やイフィジェ、ソンイルグクが出ていた全盛期の時は、いつもは仕事のせいで遊んであげられない芸能人の父親が育児をしながら子供と通じ合いたいという思いが見えたけど、最近はなんだか無理やり通じ合いたがっているというか自分のイメージのために自分の印象がよくなるように無理やりテレビに出ているように感じられます。

最近の番組は子育て製品を使うことによる間接広告も入っているようで、見ている側はお金持ちが企業から商品をもらい広い家で何の悩みもなく子育てをしている嫌味な番組に見えてきている部分があるようです。実際私もイフィジェの双子にはそう感じる部分がありました。番組であることを利用して制作費をつかってどこでも連れて行ってあげられていいな、などとひねくれて感じてしまうのです。どこかそこには育児における非日常が見え隠れしてきてしまっているのです。また高いものを買ってあげられない親としての自分、育児用品をかってあげられない親としての自分が反射して映し出され、自分を卑下したくなってしまう場面が最近は目につきます。また、育児に関するワンポイントアドバイスを入れようとするあまり設定がわざとらしくて、ちょっと見てられないと感じる部分がありました。つまりそこに見えるのは芸能人だからこその非日常であったり、商業的な非日常なわけです。視聴者は育児番組に新しいことを求めているわけじゃなくて、父親として育児に悩んだり、ちょっと問題が起こったり、ありのままの子どもももちろん父親としての成長の姿も求めているんだろうな、と感じたのです。だから、はじめから育児に熱心なギテヨンの姿は異質でした。彼が悪いわけでは決してないし、育児に対して積極的なのは素晴らしいのですが、なかなか子供と一緒にられる時間を作れない多くのお父さんたちからすれば、デレデレと子供の写真を撮りまくれるそれ自体がもう韓国の現実とは少し離れているように感じてしまう。新しい何かじゃなくてもいいのに、と。

 

確かに、三つ子ちゃんやさらんちゃんはキャラもたっていましたし、ある意味で「想像通りの子どもらしさを持っていた子ども」でした。ただ、三つ子を育てながら思い出を作ろうとマラソンをして疲れ果てるソンイルグクの姿や、さらんちゃんをかわいいと思いながらもどこかで照れながらさらんちゃんとの時間を過ごす秋山成勳の姿にお父さんたちも共感できたし、おかあさんたちもこんなだんなさんだったらなぁと感心して見られる部分があったように感じます。もちろん子供がいない若い世代にも、子どもって愛らしいなと思わせる力がさらんちゃんや三つ子ちゃん達にはあったように思います。

 

決して今出ている子供たちに魅力がないということではなく、無理な設定などいらないから本当にどこにでもあるちょっと特別(このさじ加減が難しいのですが)な日常をお父さんの子どもに対する素直な気持ちから出てくる範囲内で見たいというのが視聴者の本音のような気がします。芸能人も自分たちと変わらない日常を過ごしているんだな、そう思えるものを求めているのであって、無理やりな設定ではないのです。韓国ではリアルバラエティーという分野がかなり人気があります。芸能人たちが演技をしているのではなく、本当の人間らしい姿を見せてくれることに韓国の人々は共感しました。スーパーマンが帰ってきたへの視聴者の要求はどんなバラエティー番組にも通じているような気がします。

 トップはKBSのスーパーマンが帰ってきたページから。


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