EXOクリス&ルハン、JYJから見る韓国芸能界の専属契約とはどんなものか

EXO元メンバークリス&ルハン、SMとの訴訟が終結…日本と韓国を除く芸能活動が自由に(全文)

この中国人メンバーに関しては、奴隷契約とは言えないだろうなという部分が多く、SMを裏切った人たちとして、韓国内のEXOファンからも受けが良くないので韓国でエクソとして活動する事は難しいでしょうし、SM側も望んでいないのでしょうね。この先中国で好き勝手するのはいいが、契約が残っている間は韓国側にも分け前よこせという話であるようです。まぁ、SMは絶対に投資した分は回収しますよね。韓国日本を除く全世界で活動できるとは言っても、日本も小さくない市場でしょうから、どうするのでしょうね。SM側も韓国日本における活動についてはこれ以上のことを言っていないので不明です。



 

で、韓国の芸能界はこの「投資」という概念が強いですよね。自分の記事でも取り上げていますが、アイドルを作り上げて売って回収するという考え方がK-POPを成功に導いていますが、その中にいるアイドルたち、俳優たちの苦労を考えると…

 

今回は韓国芸能界の奴隷契約のスタート地点と現在の契約形態についてみていきたいと思います。

 

奴隷契約と言われ始め、SMとの契約内容があらわになったのは東方神起の脱退からででしょう。その契約内容のなかでも一番強烈だったのが「専属契約を解除する場合、投資額の3倍、予想利益の2倍を払う」というものでした。これが所属芸能人が事務所を辞めるという自由が奪われた状況であるとして、「奴隷契約」という名前が使われるようになったようです。

 

公正取引委員会では、このような甲・乙関係における不公平な契約や、芸能業界の慣例を改善するように「標準契約書」として2012年に準備しました。甲乙関係とは、契約書における甲が芸能事務所側、雇うがわのこと、乙が雇われる側のことを指します。(立場が強いことを利用して不当な行動をすることを、カプ(甲)チルといったりもします。)しかし、芸能事務所側はこれに従わなければならないといったものではありません。

 

標準契約書の中身を見ていきます。

 

芸能界の慣例として成功した人で成功できなかった人に投資した分も回収するような形態をとっていたため、不公平感がありました。収益分配にかかわる部分では、各個人に関する収入とかかった費用で収益分配を行うように勧め、所属芸能人から要求があれば会計情報を公開し収益発生後45日以内に清算するように勧めています。

 

また契約期間に関しても過去においては事務所のいうままに長期契約をしていましたが、標準契約書では7年を基準にしており、それよりも先はいつでも契約の解除を申し出られるようにするのが望ましいとしています。(契約期間は、軍入隊、妊娠出産育児、大学院進学、芸能活動とは関係のない理由での入院、芸能人の責任における芸能活動活動が不可能なだった分延長されるようです。)

また、マネージメントの際に取ってきた仕事内容について芸能人側に説明し、芸能人の意思に反するものはやらせてはいけないとしています。

そして、奴隷契約の中心であった芸能人側からの契約の解除の際の金額も、「契約解除基準で過去二年の月平均売上額に残りの契約期間を月数を掛けた金額」を違約金として払うということを勧めています。

 




 

このようにして、政府機関である公正取引委員会では芸能プロダクションとの契約に関して基準を定めていますが、C-JESエンターテイメントのように、そもそも詳細な契約書を書かず口約束ですすめていく事務所があり、そういう事務所が芸能人内で人気があることからも、このような契約が負担であったり、不公平感をいまだに感じている部分があるといえるでしょう。

先のEXOの事例は中国側からそそのかされて、SMを敵に回してしまった感がありますが、SMは公正取引委員会から何度かこのような契約方式に関して指導をういけてきていますし、公正取引委員会でも標準契約書をアップデートしていっています。しかし、契約はあくまでも芸能事務所と芸能人の約束です。経歴や人気によっても契約内容は異なってきて当然ですし、契約書を書かなければいけないわけでも決してありません。

すでに人気を獲得している芸能人からすれば、利益配分割合が低ければ不満でしょう。デビューが決まっても先が不安定な若者の未来を長期の専属契約という形で縛ってしまうのも問題だったわけです。今もそれがないわけではないでしょうが、健全な形でアーティストを商品ではなく人として仕事をできる環境ができればいいなと思います。

 

厳しい道であるとは知っていても、若者ははなやかな芸能界にあこがれ夢を持ち芸能事務所の練習生に志願します。好きなことをやって、みんなに好きと言われ舞台に立てるのだからいいだろ?という芸能事務所はすべてがそうではありませんがあくまでも株式会社であり利潤を出すことが目的なわけです。自己実現を手伝ってくれる素敵な大人たちではありません。



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