買春街チョンニャンニ588強制撤去へ 再開発後は65階建てビル建設予定

SBSニュースによれば、ソウルに残る売春街の最後の砦588もついにすべて撤去されるようです。何年も前から再開発の予定はあったわけですが、チョンニャンリは多少残っていたようですね。それでも10軒中1軒ほどの営業のようで、ほとんど撤退しているわけですが、それでも生存権を主張して衝突が予想されるとのことです。







チョンニャンニの再開発事業は1994年にソウル市が都心再開発区域に指定されて以降20年以上住民たちの反対によって延期されてきましたが、2015年11月に管理処分認可を受け、再開発事業が再びスピードアップされてきました。

2020年に再開発を終えると65階建てのマンションと商業施設が4つ、ホテル、オフィステル、百貨店などが入った42階建てのランドマークタワーが立つ予定です。

売春宿は85%が移住を終えているのですが、8カ所がまだ営業していると、再開発推進委員会は把握しているということ。

ソウル市と東門区は寒い季節には強制執行を自粛するよう推進委員会にはなしていましたが、3月になり強制執行を行うことになり住民との衝突が懸念されています。

より詳しいこちらのニュースによるとこれには、再開発推進委員会から出される移住補償費用が100万~150万ウォンという安さに納得できない所有者が動いていない現状があります。そして、これをもらえるのも建物の所有者であり、そこで働く女性たちには何も保証がなく、移住対策が無く、最後まで残ってしまっていると言います。

売春をしている女性たちはそもそも違法であるため、彼女らへの住居などの救助策はないとのこと。

それでも、これでやっと韓国のソウルの望みであった駅チカでオープンな売春街を消すことは成し遂げられることになったわけです。


韓国はオープンな売春街を消していくために(表上は人権保護とは言っているけれども)2004年に「売買春は違法」という大前提を立てたわけです。しかし、性的サービスへの需要は高く、日本のような妙な理論も通らないような固い法律で一切の性的サービスをも不法にしました。特別法施行以降近所の住宅に買春がひろがり、警察による取り締まりが強化され、時代はネットの時代になり、ネットでお客を集め、電話で場所を伝え、住居用のオフィステルでの閉鎖的な売春が横行しているわけです。

また新しい手法として、お客さんを迎えるため、表にはカラオケクラブや飲み屋という看板を掲げ、「スリーノー」(服、下着、ストッキングを着ていないという隠語)の店だと説明し、飲み代とは別のお金を受け取り性的サービスを提供するお店も出てきていると言います。

また、買春女性たちが国内では仕事にならないと海外に出ていくケースも増えており、韓国における性サービスは需要だけでなく、供給も多いという現実があります。アメリカには名指しで性輸出国としてコリアンビジネスと言われました。

実際問題、いくらヨンサンの買春街がなくなり、588が姿を消したとしても、売買春そのものをなくすことなど売る立場にとっても、買う立場にとっても不可能なわけです。売春街をなくすこと自体は景観上時代の流れもあり、また駅に近い儲けられる場所に買春街があって邪魔だったという本音があるでしょう。
法自体が無理難題を言っている以上、いつ警察が入ってくるかひやひやしながら性的サービスを受けなくてはならないという現実が残ります。それは、芸能人のいくつかの騒動からも見えることで、韓国の行き過ぎた聖人志向は、息苦しさをより強めているように感じます。






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