[koreal雑感]崔順実事件は次の局面へ。コヨンテ一味が崔順実を陥れる一連の計画が暴露される

サムスン電子の事実上トップのイジェヨンが拘束され、韓国はそれで盛り上がっているかのように見えますが、実際にはもう一つ動きが起こっています。それはチェスンシルゲートがじつはコヨンテが仕組んだ次期政権から利権を得るため、チェスンシルを悪者に仕立てて、政権交代を狙ったものだったとだという報道です。





検察は、一連のコヨンテがチェスンシルを悪者に仕立て上げるための計画をした動きが録音された音声を手に入れ、憲法裁判所に弾劾裁判の証拠物として提出しました。

コヨンテはもともとホスト出身であると言われていました。そんな彼がチェスンシルに気に入られ、政治から甘い汁を吸っていたわけですが、「もう、朴槿恵政権は持たない。次の政権に近づいてもっと大きな利権をいただこう」と、チェスンシルを裏切る動きをTV朝鮮の李某記者、検察を巻き込んで企てていたということをMBCが報道しました。コヨンテの側近や周辺人物と大物記者との間で交わされた録音テープを入手し、長時間にわたる内容を調査した結果、まだ、拘束されていない人々がチェスンシルを陥れるために企てていたことがどんどん明るみに出されています。チェスンシルの政権侵入をはじめに大きく報道したJTBCに情報提供し、報道させたのもコヨンテ一味の仕業なのでは?と言われています。


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写真 引用

この報道を契機に、若者たちなどがろうそくではなく韓国の国旗、太極旗を手に街に繰り出して、「これ以上の政治の混乱を招くようなことはやめよう」と主張する集会に爆発的に人が集まり始めました。マスコミと一部の人によって国の政治が混乱に陥れられていたということを知った若者や国民が集会に繰り出しています。この集まりは一応右派集会というのが一般的なとらわれ方でしょうが、右派と言うよりは現実主義者の集まりというのが正しいと思います。決して、現政権のことを支持するという脈絡ではありませんから。「混乱は国のためにはならない。」その思いこそ愛国というものではないかと思います。

また、MBCは憲法裁判所に提出されたこのテープを入手し、ニュースで大きく報道しましたが、一部国会議員(民主党議員。コヨンテとつながっていたのかな?じゃないと怒る理由はないよね。)はこの動きにかなり気分を悪くし、MBCを相手に聴聞会を開く決議を一日で強行採決しようとしましたが、いろいろな思惑が働いたのか結局開かないことになったようです。

 





ろうそくを手に取った人々からすればこのような報道は、絶対悪朴槿恵、チェスンシルという枠組みが崩れてしまうわけです。チェスンシルの行っていた悪というのは一応形式上「政権の大事な決定を一般人であるおばさんが勝手に決めていた」というところにあるわけですが、それらの証拠だとされていたタブレットもどこまでコヨンテ一味の作り上げたものかわからないということで根幹が揺らぎ、彼らの望む弾劾がどうなるかわからなくなるわけですが、そこは自分に都合のいい情報だけを吸い取る左派、コヨンテはチェスンシルの悪を暴いてくれた人!として評価しているようです。しかし、この枠組みの崩れはろうそく集会に集まる人数が減っていることからもわかるように、「だまされていた!」と感じている人々も多いでしょう。

多分、朴槿恵がチェスンシルを過度に頼っていて、財団形成などにも朴槿恵本人が力を添えたかはわからずとも、国家のお金がスポーツ振興などを名目とした事業支援によってチェスンシルに流れていたのは確かなのでしょう。しかし、その手順に問題があったのか?など詳しい話は実際にはまだわかっておらず、特別検察チームもサムソントップを拘束し、法的に責められるところをなんとか出したいようですが、決定的な証拠が出てくるのかどうかは分かりません。





特別検察チームとしては、イジェヨンサムスン電子副会長の拘束された姿を世に出しただけでも評価を受けるのでしょう。ただ何となくやりやすいところから拘束したという感じもあるように思います。怖くて巨大なサムソンとはいえ、トップである彼は国会の聴聞会に呼ばれ、あたふたと答えるような経済界の中では本当の力を持つトップという感じがしてこないのです。まるで、朴槿恵のようなただの置物のような副会長。しかし、ろうそくを手にした人々にとっては、民衆の富を不当に手にしている人物が手に縄をかけているというだけでもかなりの興奮を覚えるのでしょう。ろうそくの勝利である!と。

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写真 引用

しかし、コヨンテや彼の側近や関係者、また朴槿恵とチェスンシルの記事を書いた記者は検察に拘束されてもいません。やったことは内乱ともとれるものですが、まだ、彼らに手が伸びていない理由は何でしょうか。まだ、公開された録音ファイルにはコヨンテや大物記者とつながっていた検察関係者は出てきていませんがMBCはそれも分かっているはずです。いつそのパンドラの箱を開けることになるのでしょうか。

また、この録音ファイルはどこから流されたものなのでしょうか。チェスンシルを陥れようと結託し、計画を練ったものの、裏切り裏切られを繰り返して表に出てきたこのファイルの出どころもまた、明るみにはなっていません。

 

この事件は真相が明るみに出れば出るほど、映画「内部者たち」のようです。マスコミ、政治家、検察、経済界実力者が自分たちに富を集中させるためには国の体制すらも傾いても構わないという思想は恐ろしく感じます。しかし、左派たちが敵である、悪であると決めつけた張本人(大統領)は実は何も知らず蚊帳の外で、ひとりぼっちでただすえられたかざりなだけかもしれません。でも、それでも、敵を作って、悪人を作り上げて、祭り上げることでしか胸のつかえを下せないという大衆の愚かさもまた見えました。

朴槿恵が政治的に能力が無いことは百も承知だったはずです。それでも父親の時代の輝かしさを娘に見て投票した人々の心や、生活の苦しさやをろうそくという形で誰かのせいにすることでしか消化しきれない民衆の存在と言うのを今回の一連の騒動が映し出していると感じてしまうのです。

トップ写真は聴聞会の動画から






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