[koreal雑感]朴槿恵前大統領の拘束..彼女があげ髪を結えなくなった日

もう拘置所に入ってから1週間以上たってしまいましたね。捜査にはあまり協力的とは言えないようですが、事実よりも自分たちの望む答えが重要な国民性ですから、どちらかが負けを認めるまで続くしかないです。負けというのが廬武鉉前大統領のような形にならなければいいと願っています。






彼女の拘束を伝え聞いたのは、2017年3月31日の朝でした。日本のメールニュースでも第一報は流れてきましたが、未明の拘束だったというのが、検察側の心遣いだったのかはわからないけれども、あまり報道陣は集まっていなかった様で、写真ははっきりしたものはあまり残っていないようです。

私が一番気になったのは、彼女の髪型でした。彼女は、若い頃から髪を後ろにピンで留めるという独特の髪型をしてきました。大統領辞任が憲法裁判所から言い渡され、大統領府から出て自宅に戻った後も美容師を家の中にいれている姿が報道されていました。今回拘束を受ける前に検察の調査を受ける際もきれいなあげ髪をしていました。若い頃から人に髪を作ってもらうのが当たり前だった彼女。彼女が秘書すらも自分の執務室に近づけなかったため、美容師も一連の事件があったときに彼女の近くにいたとして、話があがったりもしたくらい、彼女は他人を寄せつけなったようです。そんな彼女も拘束されるとなれば、危険物としてピンどめも持込できなくなるためどうするのかなと思っていました。

拘置所向かう際の報道写真で彼女の髪型が確認できるものを見るとやはり髪を下ろしています。拘束が決定されてから、彼女は準備をするのに1時間半ほどかかったそうです(出典)。その間に髪も解いていたようですが、何を思いながらだったのでしょうか。それほど長くない髪。そしてこの堂々とした表情。「私は罪人ではない。」とでもいいたげです。

しかし、彼女はもう髪を結ってもらえないのです。

守ってくれるものは、いまは、チェスンシルすらいないのです。

彼女のが髪を下ろすということはそういうことでした。

ほんとうにたったひとりになるということでした。


彼女があまりにも無能な政治家だったというのはいまさらわかったことではありませんでしたが、父親の光をうけ、この3年間、大統領という位置にいました。そして弾劾、辞任にいたり、父親の自体の終焉と、財閥との関係もここで一度精算という形になるようです。そうしなければ国民の怒りがおさまりませんから。信頼される検察になりませんから。すべてが、誰かの都合出で回っていると感じざるを得ません。そして、力を持ったものは韓国では生きながらえられません。その力を奪わなければ気が済まないのです。

朴クネの父パクチョンヒは国にお金がなかったため、財を成している人々に国作りへの協力を請いました。請うたという表現が語弊があるなら、大統領の力を使って国作りをさせました。それにより韓国は成長しました。そこにはパクチョンヒの権力とユギョンスの地縁と財閥の経済力がなくてはなりませんでした。しかし、富を独り占めしているその一つの理由で国民は財閥を悪く言います。でも自分が就職するときは死ぬほど財閥に固執しますが。その自分の生活の辛さを他人に転嫁する思考回路が今回の事態を大統領辞任という壮大な政治の空白を生み出すまでにいたったのでしょう。





強い指導者を望みながら、強い権力を持つと引きずり下ろそうとする。韓国の政治はこの繰り返しになるのでしょう。表向きでは強いパククネも一人になれは非力な家族も友達もいないたった一人の人にしてしまう韓国のエネルギーというものに、やはり私は恐怖を感じてしまうのです。生きにくさ。苦しさ。そういうものが渦巻く社会。

彼女が髪を下ろしてしまったときが本当の大統領をやめることを実感したときだったのかもしれません。どれだけ拘束が続くかはわかりませんが、拘束された週末、悪が捕まったと喜ぶ市民たちの笑顔があるでしょう。それを国民は本当に望んでいたのでしょうか。映画のようなシナリオを好む国民性に、結局自分の首をしめているのは自分自身だといいたいですが、通じるわけもなく、彼女の髪を下ろした写真をただ眺めていました。

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