なんでMBCってストライキしてるの?ーろうそく集会からの保守と進歩の戦いー

韓国ドラマや音楽番組が好きな方はMBCがストライキしていることはご存知かと思います。私としては、ドラマちゃんと作れよーと思いますが、さてはてどうなることやら。






これ、いわゆる労働環境の改善などを求めるストライキとは毛色が違います。MBCは韓国の地上波放送の中でもそれなりに国民のための放送を考えてきた放送局なのですが、すっごく簡単に言えば、今はムンジェイン政権が好きな側(全国言論労働組合)がストライキをしています。

KBSなんかは基本流れに流される放送局で、事実上の国営放送ですから、保守色があると言いつつも、今は進歩色で放送をしています。

MBCは基本トップは保守傾向の強い人がいるんですが今狙われているのは、キムジャンギョム社長(慶南馬山出身)です。この人の就任はファンギョアン大統領代行時に就任しており、自由韓国党(朴槿恵のいる党)の息の根がかかった人事です。つまり、現政権を応援している進歩系にとっては、今のトップは国民から否定されたものであるため、国民の求める放送になっていないという論理です。

キムジャンギョム社長は不当労働行為があったと雇用労働庁に呼び出されていましたがそれに応じなかったため、逮捕状がでて、調査を受けました。不当労働行為とは、言論労組の人を専門でない部署に移したり、放送とは関係ない部署に移したりしたことを言われているようです。なお、9月5日に12時間の調査後、自宅に戻っています。

MBCの言論労組側とすれば、キムジャンギョムをおろしてしまえば自分たちの勝利となるわけですが、いまのところ、退く予定は伝えられていません。


ただ、ニュースでMBCの社長が逮捕と出れば、国民はなんとなく悪い人なんだと思いますし、労組側はその映像がとれて自分たちが正義であり、ストライキも正義であると見せつけられればいいわけです。まさに、現実を映画のように盛り上げることで、国民の支持を得ようとしているわけです。つまり、MBCのストライキは一連のろうそく集会や朴槿恵弾劾への行動と同じ脈略であるということ。朴槿恵の弾劾を求める国民の動きが活発だった時も国政運営の安定を求める人々や、朴槿恵を愛する人々など保守系の集会について報道を継続した放送局がMBCですが、そのような報道は、「大多数の国民の求める報道ではなかった」というのが言論労組側の考えであると言えるでしょう。さてはて、「国民のための報道」か「国民の求める報道」か。今の韓国の流れは、「国民の求める報道」が正しいのでしょうね。

MBCやKBSの中の進歩系の人は、早くにMBCやKBSを出て、自分でネットで言論を発表している人(ニュース打破など)もいますし、いわゆるケーブルに行って製作を行っている人々もいます。(当の本人たちは「追い出された」なんて被害者意識で話したりもしますが。)最近の韓国ドラマは地上波だけでなく、ケーブル放送のドラマも見ごたえががるものが多いのは、人材がケーブルに流入しているということから見れば納得の様相なわけです。





korealの物のとらえかたはどちらかと言えば保守傾向が強いですが、ドラマのことになれば、面白いものが見られればいいかなと言う考え。なんでもドラマチックに考えたがる韓国国民の特性は、ドラマ作りには向いているのかなと思います。が、ドラマチックなものを政治や政治行動にまで反映させてしまうのは頭が痛いなぁ、と外野から思っていても、今の韓国の現状では、このようなやりかたがうけているわけです。

特に弱者の声を大きく取り扱う進歩は息苦しい今の韓国において、受けてしまうのはしょうがないのかなと思います。私から言わせれば、弱者の声を利用しているだけで結局弱者を使い捨てしているだけなんですがねぇ。韓国は進歩系と保守が戦い続けていますから、2大政党制ではあるわけです。それが国の運営と言う面において安定をもたらしているかどうかは別として。

MBCの話からはずれてしまいましたが、このように韓国の放送局はテレビ局一つをとっても政治の影響を強く受けているし、放送局内部も政治的な考えで回っている部分が強いと言えるでしょう。

別に放送になんてたいしたこと期待してないんだけどなぁ。それこそたのしくて面白いことやってくれればいいのに。それだけに集中してほしいのに、と小市民の私は感じています。






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