野良猫退治のために氷酢酸をまいたニュースからみる韓国はなぜ猫を嫌うのか

[단독] 길고양이 퇴치하겠다고 빙초산 뿌린 주민센터…캣맘들 분통

ニュース内容としては区役所管轄の住民センター(役所業務を行う地区のセンター的なところ)が野良猫の排せつ物のにおいを消すためといって皮膚に触れるとやけど症状を引き起こす氷酢酸を地下駐車場にまいたというニュースです。猫にえさをやったり世話をしている住民からの訴えを受けてMBNがニュース化したのですが、そもそもこのニュースの背景には韓国社会において猫が忌み嫌われてる存在であるという問題があります。



もちろん最近ではペットとして人気のある猫ですが、とりわけ年配の方は野良猫のことを忌み嫌ってるように感じます。理由としては、12の干支に入っていない動物は嫌いとか、夜行性で繁殖期の鳴き声が子供の泣き声みたいだとか、目が光って気味が悪いだとかいろいろあるのですが、一番大きいのは食べ物をとっていくということでしょう。
韓国の年配の方々で自分たちも食うに困っていた時代、猫に食べ物をとられた経験がある世代は猫を忌み嫌い、生き物であってもとても冷酷に扱う傾向にあるということです。
ヒョナの動物農場の記事でも紹介しましたが、韓国は若干動物保護の意識が低いと感じられる部分があります。法的にもそうです。
私が韓国にいたときも猫に対して、おばあちゃんが物を使って追い払う光景は何度も見ました。その時の視線は本当に恨みがこもって見えたものでした。

実際ねこにたべものをとられて困った世代はどんどんいなくなってきてるわけで、時代錯誤的に取られる行動でもあるわけです。今回も猫を生き物と思わず忌み嫌う対象の人からすれば、猫が氷酢酸のせいで亡くなったとしても猫は退治の対象であると考えるし、猫にえさをやったり世話をしている方からすれば共存の政策を探ってほしいと考えるわけで平行線です。

野良猫問題は日本でももちろんあるわけですが、野良猫の初めの一匹は人間が放った一匹であるわけで、繁殖力が強いため、増えてしまうのは人間が悪いのです。ですので、人間に害を及ぼし悪だと言われても猫からしてみれば誰のセリフだという感じでしょう。ただ、人間側の都合で野良猫を減らすために残虐な方法や動物に苦痛を与える方法をとること自体はやはり問題行動で、氷酢酸をにおいを消すためと退治のために用いたというのは判断ミスであったのではないかなと言わざるを得ません。また、野良猫にえさをやり増やしてしまうことも排せつ物のにおいに困る程であれば考え直し、野良猫に苦痛を与えないやり方で駆除をする方法を探る必要があるでしょう。

韓国においても食うに困る時代は過ぎました。(若年層貧困などが問題なので一概には言えませんが。)人間以外への生き物を思いやろう、という動きもいまは浸透してきています。動物に苦痛を与えることが非難され、動物にとってよりよい生活圏が形成されるような政策が望まれます。

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