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Mp3一曲ダウンロードでミュージシャンには3円、韓国のデジタル音楽配信サービスの真実

韓国の音楽流通はCDとデジタル音楽配信サイトが主。その中でも韓国系音楽配信サイト(メロン、M-netなど)が有力です。なぜなら安いから。だいたい1000円で150曲とかダウンロードできるんでそりゃ使いますよ。メロンの合併の話でも書きましたが、韓国のデジタル音楽の流通は携帯電話会社が中心でした。しかしデジタルが進むにつれ違法コピー違法ダウンロードが蔓延しました。そのせいでこれらデジタル音楽配信サイトは値下げをし、多くの人にお金を出すことで音楽を楽しんでもらう方法を模索しました。最近ではその考えも浸透してきたように思います。(が、まだ違法ダウンロードがなくなったわけではありません。)しかし、お金を出して音楽を買うところまではいっても制作者側に流れるお金があまりにも少ない。ミュージシャンへのお金を削ることで流通と著作権協会が腹を膨らます現状。題名の通り最も人気のある音楽配信サイト、メロンで人気の150曲千円コースでダウンロードされた場合、制作者にはいるお金が約3円ということです。インディーズバンドの人が音楽配信サイトからの振り込み明細を公表し、明らかになりました。(他のサイトや料金制の一曲単価が高いコースで買われるとその分収入が増えるそうです。)

韓国ではitunesは全くもって人気がありません。デジタル初期には韓国独自のmp3プレーヤーが人気でしたし、ipodが出てもiriverが人気だったのでファイルをそのままプレーヤーにいれただけでした。itunesで音楽を管理するという考えは広まりませんでした。新しい曲が出たらファイルを入れ換えて古い曲はサヨナラ、もしくはコンピュータに残るだけ。

韓国にもアップルはありますがどうやらこの音楽配信業界に入り込むには障害があるようです。
一つは海外の事業が入る際に政府の承認が必要であるということ。国内の企業を脅かさないためにもアップルのような大きい会社が何もなにしどかどか入っていくことは難しい。
二つ目に著作権協会との契約が必要だということ。これは日本の感覚でも通じますね。

少し翻訳を。

政府は国内市場を混乱させ驚異となる可能性があるという理由でアップルが韓国国内におけるデジタル音楽配信事業を認めていないようだ。公式な話ではないが何人かから聞いた話によると、収益の分配率と商品構造が国内の実情とかけ離れているという理由で承認が下りないようだ。つまり、ミュージシャンに分けすぎということと変わらない。あくまでも予想であるが。

音楽ストリーミングサービスのアップルミュージックも韓国ではまだサービス外なことを考えても上の話があながち嘘ではないことがうかがわれます。

2000年代の主力商品は携帯電話の呼び出し音、電話がかかっているとき相手に聞いてもらう曲、サイワールドのbgmであり、流通マージンが大きく収益が大きい部分がありました。しかし、一旦不法ダウンロード時代を経、スマートフォン時代になりダウンロードが楽な音楽配信サイトに人が帰ってきたものの、人を呼び戻すため、そして、安さ競争のためよりやすくなったmp3。この状態にしたのは結局政府であり著作権協会であり、メロンその他のデジタル音楽配信サイト。この3つが困らないように音楽配信市場を作ったせいでミュージシャンたちは正当な対価をうけることも対価を得ようとitunes music storeなどの他のプラットホームを模索することも難しい状態であるといえます。

アイドルは音楽をうって儲けているのではなくテレビ出演やコンサートが儲けの主流です。前回SMの新しい試みについて書きましたがこれを読むとSMが韓国のデジタル音楽配信サービスの構造の中で戦おうとしている重みが変わってきますね。(SMのことですから絶対に負け戦はしないでしょうが。)

何しろ音楽で生きていきたい人の夢を摘んでしまうような構造は残念ですが、いい音楽が市場で評価を受けてほしい思いでいっぱいです。音楽にもお金だそう。

参考サイトhttp://www.ddanzi.com/ddanziNews/2349484

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