2月27日放送 テレビ番組無限挑戦の社会へのメッセージ

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無限挑戦は韓国MBCが制作しているテレビ番組である。歴史は長いが番組当初から出演しているのはもうユジェソクしかいない。病気によって休業中のジョンヒョンドン、飲酒運転自粛後CSで復活したノホンチョルがいなくなった。

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「ノホンチョルの町中ショー」からスクリーンショット

CS番組では自撮り棒にカメラを付け自分で撮影しながら街を歩いている。しかし、事件前ほどの爆発は見られない。もし、事件前と同じようなテンションで番組をしたら、反省してないのかって怒られるだろうし厳しい時期だろうがやっぱりこいつがテレビにいないとつまんないのでしっかりリハビリして地上波に戻ってきてほしい。




本題に戻ろう。無限挑戦は出演者も面白いけどそれらを操るPDキムテホがカギを握っているだろう。番組中の下に字幕が入るがそれが独り言のようでありながら、視聴者の代弁であり、共感できる。
2016年2月27日放送分は、「あなたの悪い思出消します」という回だった。無限挑戦では日本占領下の軍艦島における朝鮮人の強制労働についてや反日的な番組もよく放送するのだが、韓国社会に対しても問題提起をいろいろな形でしている。
今回は出演者の悩み相談に僧侶や精神科医、漫画家などがのり、相談の受け方をそれら専門家に学ぶという回であった。
その中で、漫画家のユンテホ氏、チョジョンミン氏の答えが昨日の2PMチャンミンさんのツイッターにも関連すると思い紹介しようと思う。

      理想を語ることを認めよう。

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チョジョンミン氏が成功そのものは夢にはなりえないんだと現代の風潮について否定的に入る。

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チョ氏:なぜ成功したいというのですか? ハハ:不自由なく食べれるように不自由ない生活ができるようになりたいんです。

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チョ氏:食べることに不自由しないということ、不自由なく生きるということそれ自体は重要ではないのです。

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真の意味での夢がなければ成功したとしてもそれは失敗です。と、勉強に未来を見いだせない若者にはうれしい発言だと思う。しかし、現実にはそれだけでは何不自由ない生活は難しい。以下の漫画家のユン氏の言葉は若者たちへの希望になりうるだろう。

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ユン氏は社会において共に生きる価値を真の意味での夢として持ってくれたらうれしいと話す。また、夢は何かと聞く側も職業を聞くのではなく「どんなひとになりたいのか?」をきいてほしいという。




      韓国の自殺の多さについてのユン氏の考え

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ユン氏は自殺の多さに関しては、社会が温かみを失い、あらゆるものに対し恨めしい思いを持つことになったことが原因と話した。常に成長を求められる競争社会においてその競争に一度でも負けてしまうと人間としての基本的欲求すら満足させることが難しい状況であるため社会的な安全網が必要だと話した。

 

これは、知識人の言葉を借りたPDキムテホ自身の社会へのメッセージだと感じた。このようなぶれない社会へのメッセージが若者だけでなく多くの年代に受け入れられているのだと思う。笑いを提供する娯楽番組でありながらも社会へのメッセージを発信するこのやり方は日本にはない強さだ。もちろん毎週社会派的なことをやるわけではないが、やっぱりムド(無限挑戦の短縮語)は面白いなと感じた回であった。

ちなみに私の大好きな回は2月20日、13日放送の「モッチンソ 不細工な友達を紹介します」であるが、ひたすら笑える今回とは全く違う楽しさも好きだ。

記事のなかで使用の写真は番組からのスクリーンショット
なお、トップの写真の言葉は「自分も経験してわかったが、お前の熱い思いに比べて、世界はつめたい。」