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アンチョルスから学びパンギムンで再び失敗しないために

やっとアンチョルスについて整理することができた。ちなみに、中に出てくる「ある第三候補」とは廬武鉉のことだと思われる。アンチョルスの黄金漁場もう一回見てみたいが、どっかにないかな。
アンチョルスのような人に希望を見出すのは別に今に始まったことではないのだけれど、なんだかやってくれそうな感じがあっただけに残念だ。
この記事を読んでやっとアンチョルスの三年間を振り返られた。今も「国民の党」というどっかの国とおんなじような名前の党を作りどうにかしようとしている。毎日ニュースには顔を出し、まだ話題はふりまいてはいるものの国民の支持を再び得られるかどうかはわからないが、記事を読んでみると難しそうだ。

      アンチョルス旋風は終わった

アンチョルス旋風の物語は終わった。2012年に時代の希望をかなえられる候補だと思われ、華麗に表れたその人は朴槿恵の人気を押し下げられる唯一の人物であると考えられ、国民的な支持を受けた。しかし年月が過ぎた今、彼は一ケタ台の支持率であり次期大統領選の有力候補とはいい難い存在になってしまった。

一時期、韓国の政治を変えてしまう彗星のような存在に思われたアンチョルス、そして、アンチョルス旋風が夏の一夜の夢のように短い物語に終わってしまった理由は何か?アンチョルス旋風が物語として終わってしまった理由は2つある。斬新な候補であるという外面的な要素にとらわれ彼を支持した韓国国民の未成熟な判断、そしてそのような国民的期待に応えられなかったアンチョルス自身の問題

ある第三候補がそうであったように、前回の大領選挙の際の斬新的な候補として人々の心をつかみ高い支持を受けた。しかし、実際には彼がどんな考えの持ち主なのか、国民たちにどんなビジョンを見せられるのか国民は分かっていなかった。アンチョルスの考えがわかる本が大統領選挙を目前にした時期に発売され、アンチョルスの考えを知りたい支持者たちに瞬く間に広がったことは、これをよく示している。人々は彼を支持しながらも彼の考えを知らなかったということだ。なんと悲劇的な話だろうか。どんな考えとビジョンを持っているかもわからない人物に対し、そのイメージだけを信じ大統領という重責を任せようとした軽薄さ。そのうえ人々は「アンチョルスの考え」を読んだ後も彼の考えはよくわからないとまで話した。それでもイメージを信じ彼を支持した。
このように前回の大統領選のとき韓国国民は彼の考えではなくイメージで彼を応援した。支持者たちは未熟であり甘く見ていた。彼の支持者や野党を応援した人々は当時朴槿恵の支持者に彼女のイメージのみを見ているだけだとか、彼女の父を思い出して彼女を支持しているのだと批判したが、アンチョルスの支持者もまたその批判に無関係ではなかった。

      アンチョルスの党離脱、そして変わった世論

アンチョルスは大統領選後に国会議員になった。国会議員になり第一野党の共同代表になり、人々はやっと彼の考えが何なのかそして、彼のリーダーシップははどんなものかを確認する機会を得た。その結果は前回の大統領選の時とは全く違うものであった。想像とは違い現実は甘くなかった。彼は無能であったし「新政治」とは単なる言葉にすぎず、蜃気楼のようなものであることが明らかになった。そしてアンチョルス旋風は自然と弱まった。彼に対する支持も弱まった。
そして、彼は2015年末に新政治民主連合から離脱した。この時の状況を見てみると、彼の失策は明らかである。これまでの動きもそうであった。彼は新政治民主連合を革新しようという自分の思いをムンジェイン代表が受け入れてくれないと党を離れたというが、問題は彼自身にあった。彼はこの間党内の革新のための革新委員長職を拒否し、人材受容委員長職も断っていた。文(ムンジェイン)ー安(アンチョルス)ー朴(パクウォンスンソウル市長)の連帯という事実上の共同代表システムも拒否した。彼にとって革新とは革新委員長を引き受けたり他の責任ある職務を引き受け党の変化を推進することではなくムンジェイン代表をやめさせることだけのように思われた。
彼が党を離脱した後様々な批判が飛び交うのは前回の大統領選の後の雰囲気からすれば全く異なるものだ。3年の間に多くのことが変わった。彼が党を離れることは彼が野党の分裂を引き起こし4月の総選挙においてセヌリ党が大きくかつ基盤を作ったことになると批判した。そのうえセヌリ党のスパイではないかという話まで出た。彼がまた「撤収」(名前のチョルスと韓国語発音が同じ)したとか、自分の政治力への欲望のせいでこんなことをしでかしたという批判もある。このような批判にすべて納得はできないもののこれまでのアンチョルスの行いはそう言われても仕方ない部分はあるだろう。




      アンチョルス旋風をただの物語として終わらせてはいけない。

アンチョルス旋風はすでにストーリとして終わった。彼に大きい変化がない以上前回の大統領選のような支持を受けることは難しいだろう。この物語が終わりに差し掛かった今韓国国民はどんなことを学んだだろうか。この物語をただの物語として終わらせてはいけない。物語がただの物語として終わるだけでどんな学びもないとすればそれは何の意味もないものになってしまう。
このことから学ぶべきは、斬新なイメージだけでその人に関して何もわかっていない、その人の考えすらもわからないような人を支持することは危険であるということだ。振り返ってみれば韓国国民は第3候補という人々をその斬新さだけを信じ支持していた部分がある。その結果失望したことが多かった。そして今も次の候補として比較的斬新だと思われるパンギムン国連事務総長を支持する人々が少なくない。彼が政治に関して、また韓国が進むべき方向に関してどんな考えを持っているのかもっわからないままにである。彼の考え、ビジョンがわかった後支持しても遅くはない。失敗は一度でいい。
何はともあれ、次の選挙で韓国国民は「アンチョルス旋風」を通じて何を学んだのか確かめなければならない。物語から何かを学んだとき、その分だけ韓国政治は成長することができる。