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小雪も利用した産後ケア施設、産後調理院は女のわがままをかなえる施設?

芸能人である小雪さんが利用したことで日本でも話題になった韓国の産後ケア施設、韓国語では産後調理院といいますが、韓国の女性と男性とではこの施設に対して考え方が違うようです。産後調理院については適当に検索していただいて、結局これも女側の発想から始まったのだなぁ、という話です。

 

 



      女性にとっての産後ケア施設は2000年ごろから始まった新しいサービスである

2016年の新しい調査では5人に3人が産後ケア施設を利用しているということです。日本では自分の実家の近くの病院で産むことが多いように感じますが、韓国では実家で産み休むというのは8.7%,自分の家では30%程度であると言います。日本の場合は二人目以降は上の子の関係から住んでいる場所で産むというのも多くなってくるのかなという印象ですが、韓国の場合、最近は産後ケア施設を使う場合が多いようですね。(参考記事

産後ケア施設の歴史は浅く、2000年ごろスタートしたと言われています。

 

イギリス王室の皇太子妃がすごく早く退院したことから、韓国社会では実は産後調理院はいらないんじゃないか、という話が出ました。女性たちには、「西洋人は骨盤が大きいし、赤ちゃんの頭も小さいから産むのが楽なのだ」という主張があるようですが、大きさには特段の違いはなく、出産というのはだれにとっても大変なことだというのが医療関係者の認識です。(参考サイト

 

      安くない産後ケア施設、男性側は、費用も高いし本当に必要なのかと疑問視する人も

西洋の病院では産後もかなり早く退院できますし、私の個人的な経験からも5日もいらないな、とは思っていました。医者的には会陰切開の傷が気になるようで、そのために数日いるのかなという気はします。

 

産後ケア施設は費用が馬鹿にならないようです。ピンキリなようですが、最初は30万くらいと言われていても食事や産後のマッサージや様々な講座、両親を呼ぼうとする場合など広い部屋がいいなど要望が膨らめば軽く50万程度になるようです。料理もしてもらい、赤ちゃんの面倒も見てもらい、寝っ転がってママ仲間とお話しする場所と考えれば男性は高いと考えるようです。昔は子供を産んですぐ仕事をしたものだという両親世代の言葉も男性の産後ケア施設への必要性を疑問視する原因の一つです。

 

ただ、男性にとっても嫁子ども無しの時間は自由な時間だという考えから、中には「赤ん坊が家に帰ってきたら嫁はヒステリー起こすし、夜はねられない。男として最後の自由な日々だ。産後ケア施設に入ることを嫁が望んだら喜んで送り出せ」というコメントもあります。

 

韓国男性が気に食わないのは韓国女性中に「お前の子どもを産んでやった。ありがたいと思え!なんで私がこんなつらい思いしなきゃいけないんだ」という発想が少なからずあるということです。陣痛中にだんなさんに「お前のせいで痛い!」といわれ、それでも何もしてあげられないのはどうすればと悩む男性もおおいとか。そういう女性たちにとって産後ケア施設でつらい産後休むのは権利!という論理であるようです。

 



      個人的な見解

ただ、韓国女性のわがままとしてだけ産後ケア施設をとらえるのも足りないかなと思います。この先はあくまでも私個人の推測ですが、韓国は夫婦別姓で、子どもたちは原則父親側の姓を名乗ります。家族の中で性が違うのは母親だけです。そして、韓国社会は嫁に出すともう人の家の子という考えが日本以上に強いし、生まれてきた子どもに関しても生んだ母親の親からしてみれば、嫁の旦那の家の子という印象が強く、実家に戻って他の家の子供の面倒を見る手助けをするのは筋違いだという考えが少なからず数字に反映されているのではないかと思います。つまり嫁に出したら関係は日本人が感じる以上にクールなものになるのです。

 

子育てをするために頼れる家族が少ないのと、初産年齢が上がることによって精神的にも身体的にも出産がつらいものになってきたところに、芸能人が利用したという噂や、ママネットワークが作れるという魅力が現代の女性たちに受けいれられたというのは分からなくもないなと思うのです。

 

また、女性にとっての義理の親もお嫁さんに休んでもらいたい、うちの子どもを産んでくれたという思いからお金を出すことにはそう否定的には感じてはいないようだということです。

 

母乳育児の人気が再び盛り上がり、ひとにききながら初期の育児をできるというのは心強いものだとも感じます。

 

ただ、産後ケア施設の中に入ったら結局他の人と比べてしまうし、費用も決して安くはないし、子ども同士の病気の罹患問題もその都度提起され、問題点や不安点がないわけではないということは多く指摘されている点です。

 

韓国男性が産後ケア施設に関して難儀に感じる部分は、韓国女性が出産に関して、「子どもを産んでやったという態度」や「産後休むのは当たり前の権利である」とか、「芸能人と自分が一緒と考え素敵な産後ケア施設によりお金を出すのは当然だ」と考えるその思考であり、別に昔のように産後すぐ働けと言っているのではないはずなのです。