リポビタンみたいな栄養ドリンクのCMから見る韓国の若者像の変化

新入社員からコールセンターまで。韓国のリポビタンみたいな飲料から見る韓国の青年のイメージ変化

 



上の写真がリポビタンに似ているという突っ込みは置いといて。そんなことは何年も前から言われていることだし、そこは突っ込んでも何も出てきはしないので。で、今回の話題は、このバッカスという韓国の疲労回復飲料の代表格である飲料のCMが民衆が共感できる広告であるとよく言われるということについてです。バッカスの広告が時代背景をよく反映していると言われるのでCMの人物の変化は韓国社会の変化もうかがえるということです。


一つ目は、コールセンターで働く女性。いろいろなお客さんに失礼なことを言われても、はい、お客様!と答える女性。


二つ目は勉強して、眠るのもそこそこにバイトにいそしんでいる青年。
他にも、気になる女性の好みになろうと努力する大学生バージョンなどもありますが、テーマはどれも「じぶんで自分を大切にしよう」です。

2003年バージョンは新入社員が初出勤をするというものでしたがそのテーマは「若者の選択」でした。すべてのことをあきらめる「N放(棄)世代」の現代の若者が見たら選択の余地があっていいね、と嫌味に思うかもしれません。

若者「今日初出勤なんです!」
青果店おじさん「何の会社だ?」
若者「小さい会社です。」
青果店「会社の大きさなんて関係ないよ。自分が大きくすればいいじゃないか。」
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未来が明るいですね。

2004年バージョンは、会社員が夜中に英語で取引先とやり取りして隣のビルで仕事をする人に「頑張りましょう!」と声を上げるというものでした。

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韓国の青年世代の正社員でない割合は64%で正規雇用と非正規雇用の賃金格差も広がってきているといいます。正規雇用の平均は341万6000ウォン、非正規雇用は144万3000ウォン。若者たちは就職も難しく就職しても非正規雇用で低賃金であるという現実がCMからも見て取れると反応しています。(記事内容参考

「じぶんで自分を大切にしよう」とおもわなければほかに自分を大切に感じてくれているということを感じにくい時代なのかなとも感じますね。CMのおかあさんは仕事終わりに電話をしたらお疲れさま!と言ってくれそうだけれども、実際には家族にもいつ就職するのか?努力をしろ!と責められ、金銭的にも余裕がない状況に置かれている人々がよくみられるような状況だと言えると思います。だからこそこのCMに共感でき、痛いほど理解できるとうなずくのでしょう。



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