前回に引き続きパクボゴムネタです。今回の記事で彼がイメージ戦略に忠実な人だということがはっきりとわかりました。
2016年6月の授賞式で、彼が「いつかは演技で認められて、皆さんに応援されるような俳優になりたい。あたたかくて正しいイメージを持った俳優になっていきたい。」と話したそう。
で、今回バラエティー番組「1泊2日」に出演して慰安婦応援Tシャツを着て、出演したと言います。
先月にもミュージックバンクに出るときにも慰安婦応援Tシャツで出演していたと言いますから、これでかなりイメージアップになったでしょうね。(参照)
過去にも書いていますが、慰安婦問題を応援することは事実はどうであれ韓国では「善い行い」です。このTシャツを売ったお金がすべて慰安婦のハルモニたちに行くわけでは絶対ないのに、広めたという部分で善い行いになります。別に彼が反日だとかではないでしょうが、何の疑いもなく良いイメージを実践する手段として行っており、またそれがいい人だと受け入れられるというのが韓国の現実です。
俳優の「正しいイメージ」というのはいったい何でしょうね。彼のおかげでか出演した「1泊2日」の視聴率はよかったようです。彼があまりバライティーに出演しないから多くの人が興味をもって見たということでしょうが、彼の本当の姿が見たいのか、彼の良いイメージを作っているそのクリーンさを見たいのか….
慰安婦に限らず韓国が作りあげた自国の歴史の本当の部分を知ったときの韓国人のショックとはどんなものだか想像ができるでしょうか。韓国の匿名掲示板では慰安婦の黒幕を書き連ねた記事に対する真実を知り、「そうだったのか」と失望するコメントには国への信頼そのものが揺らいだ悲しみが感じられます。
このブログでは、CNBLUEのヨンファのインサイダー問題へのコメントで検察を信じないのがおろかだとさんざん言われましたが、国そのものへの信頼がないことの悲しみは私たち日本人の平和な頭ではなかなか想像できないものでしょう。
国を信じられない反動から俳優にクリーンなイメージを求め、そういうものにあこがれる。顔もよくて性格もよくてステキ!こんな人はいない!!と。
パクボゴムは信仰に関しても純粋だし、この慰安婦問題のことを何も疑ってはいないだろうと思います。かわいそうなおばあちゃんたち。その悲しみは多くの人に知られるべきだ、と。
パクボゴムに「道徳的な正しさ」を感じて熱狂するその姿は、実に韓国らしいなと思うのです。パクボゴムもファンの期待に応えるべくこれからもこのイメージを守り続けるでしょう。どこまで守れるかはわかりませんが。
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