市場寿司の人が「韓国人と中国人はすぐわさびをくれという」っていう話をしていて思い出したことです。
そういや韓国のひとって寿司にワサビが入っていても、醤油にワサビを溶かして食べたがるんですね。もっと刺激がほしいと。だからわさびクレクレっていうんだなぁ、と。寿司の中のわさびを増量してくれって意味じゃない。でも、日本の職人さんからすれば、わさびくれって言われたら、増量だと思っても不思議はないのか、と。そこの意思疎通がうまくいかなかったのは発端にあるのかもしれないな、と感じたのです。
韓国にも刺身を食べる文化があって、その時に赤い酢コチュジャンで食べるか、わさび醤油で食べるかは好みがあるのですが、多分それと同じように寿司の食べ方も考えていて、「すしはわさびだろ!」と思っているんだと思います。それが通だろ?と。実際は刺身の時は、わさび醤油、寿司の時は醤油だけで、寿司の間のワサビは味のためにあるけれど、それだけでなく生ものの菌の繁殖を防ぐとかそういう理由もあるわけで。
そういえばわさびとかしてすしにつけて食べてたなぁ。そうか刺身と同じように考えてたんだ。韓国人の口には、ご飯と魚の間だけではなく、わさびを溶かしたわさび醤油で食べたかったんだ。だからわさびクレクレいってたわけか。韓国の人的には市場寿司に行って、醤油に溶かす用のわさびがないじゃないか!ってことだったのかしら。そういう人が多くて寿司の間のわさびを増量して入れるようになったんだな。
ご存知の通り、日本でも回転すし系列ではファミリー層向けに、わさびををはじめから入れず、わさびを好きにつけられるところはありますが、それも魚の下につけて食べるのが一般的のように感じるのですが。わさび醤油で寿司を食べようとは思わないはず。あくまで私の感覚なのですが。
で、市場寿司の人が、外国人相手に「分かってねぇな」と感じ、あういう嫌がらせ的なことに発展したのはあり得るだろうな、と。いやがらせの部分があったかどうか、韓国人中国人だったからしたというのは明らかになってはいないし、店側は否定しているけれども、わさびの量とすれば多いだろうし、悶絶する観光客をみて喜んでいたとしたらもうそれは職人でも何でもないことに異論はありません。そこを擁護する気はありません。もしかしたら、韓国人というだけで嫌がる「いわゆる嫌韓」な人だった可能性もあります。日本社会には残念ながら一定数いるでしょう。もし、いやがらせでやっていたとするならば器が小さいなぁ、とは思います。
食文化の違いによって、また言葉が通じにくく、説明に時間がかかるお客さんであっても、対応していきましょうよ、ときれいごとで言いたいですが、寿司屋だけでなく、いろいろな場面で海外に接する方の苦労は私には全部わかるものではありません。お前が対応してみろ!といわれたら難しいでしょうし。
日本の報道ではわさび大盛だけが出ていますが、匿名掲示板には本当かどうかは分かりませんがトロを頼んだのに赤みが出てきたなんて話も一緒にあったので、もしかしたら、これで収まらないかもですね。
韓国の報道だったら店名までは出ない!日本が追及されてることでも、きちんと店名出して全国放送で店名出すなんて日本らしいよな、なんて韓国での意見も聞かれます。
韓国人的には、店名も日本で報道されたので「あんな店つぶれてしまえ!」と思っているのでしょうが、日本人的にはどうなのでしょうか。数人の職人さんがやってたことみたいだし、それなりに安くてそれなりにおいしいならそれでいいんじゃね?という感じでしょうか。収まるのを待つって感じでしょうか。
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