いつも韓国の悪口ばっかり書いてて、嫌韓ブログだ!などと言われるのも(間違ってはないのですが)、本意でもないので、たまにはいい話も。
キムチをつける季節になると、ニュースにはおばちゃん達が手袋つけてキムチをつける映像が流れます。
淑明女子大でもキムジャンの姿が見られましたが、でも何故大学内で?
話はさかのぼって、大学側は、2016年の4月に清掃員のうち半数を経費節約のためやめさせようとしました。しかし、学生達が、これに反対し、清掃員は仕事を奪われずにすんだという経緯があり、これに感謝する意味をこめて一人暮らしをする学生達にキムチをプレゼントしようと、清掃員でお金を出し合って、たくさんのキムチをつけたということです。清掃員内でキムチをつけようと話し合っていたら、警備員も賛同してくれ、学校側も金一封を出してくれたといいます。
どこ出でも食べられるキムチじゃないのと思いがちですが、一人暮らしをする学生にとって温かいごはんとキムチはそれこそたべられそうで食べられない食事だと言うのです。ひとり暮らしで生活が厳しい学生達は、カップ麺や、コンビニのおにぎりで空腹をしずめるのが精一杯で、外食すればついてくるありふれたキムチもなかなかありつけないし、清掃員が丹精こめてこめてつけてくれたとなると、情にもろい韓国人は、故郷の家族を浮かべると言うものです。コンビニの味でない、清掃員の手作りの味に、学生達は感謝の言葉をおしみませんでした。
学生会は大学の近所に住む老人達にもわけ、抽選で学生達にキムチをわけたということです。
連合ニュースはここまでの報道でしたが、実はこのニュースには続きがあります。
12月22日に学生達がお金を出し合い、キムチのお礼を渡したと言うのです。手袋とマフラー、即席カイロ2個、お餅と、キャンディーをラッピングしてキムチのお返しをしました。
学生達にとっては、学校ではたらいてくれている警備員や清掃員を労働者として見ているのではなく、毎日「今日は元気?」「寒いね」などと言葉を掛け合える、家族のような存在だと言うのです。
学生達も、清掃員や警備員も決して贅沢な暮らしをしているわけではないと思います。しかし、感謝の気持ちを伝えるためにそれぞれが少しずつでもお金を出し合い、感謝の思いを伝え会う姿というのは、話をきいた私たちもうれしくなれるニュースだなとかんじられました。
心が通い合うことには、情を見せ、力になることを惜しみません。
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