女優ソイェジ、映画「ANOTHER WAY」で本当に練炭ガスを吸い自殺シーンの撮影に臨んだ

嫌韓サイト的タイトルになってしまっていますが、私としても記事を見た最初は衝撃的でした。
女優のソイェジが映画「ANOTHER WAY」の撮影で、監督に本当に練炭ガスを吸って撮影するのはどうか、と聞かれ、実際に応じて撮影したということです。

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ソイェジは報道向けの試写会のインタビューで「CG処理をしてくれると思っていたのに、じっさいにガスを吸って車に乗り込んで撮影しました。監督がなかなかカットを言ってくれないので、本当に死んでしまうのではないかと不安でした。」と、インタビューでは笑みも浮かべながら話していました。

映画の内容は、ソイェジとキムジェウクがお互い顔も知らないまま、心に苦しみを抱えて死を共にする過程を描いたものであるといいます。

映画というのは、演技者のものではなく、監督の描きたい世界を描くものだとはいうけれど、この監督の描きたいものはちょっと怖いな…とは感じてしまうエピソードです。

練炭ガスを吸って車に入ったときの感想を、「体は地獄のようなつらさを感じるのだけれども、精神は淡々としたものだった。実際に楽に死んでしまうような気持になった」とも話しており、ただ、想像で撮るよりも本当の表情をとりたかったという監督の思いは達成されたでしょう。


この映画が話題になったもう一つの理由が、ソイェジが演じるジョンウォンが自殺に至る理由にありました。それは、「実の父にレイプされたため」というものだそう。そのシーンの撮影の際には、ソイェジがあまりにも感情移入し涙と体の震えが止まらず、撮影を中断するほどだったとスターニュースのインタビューにはあります。

今回の映画は、独立系の映画だということで、大きく興行される映画ではないということですが、ソイェジの車での自殺シーンと、レイプシーンの撮影エピソードは、インターネット掲示板で話題になり、「監督はおかしいのでは。」「後遺症が残ったらどうするつもりだったのか」などのコメントが見られます。もっともな意見だと思うのですが、何事もなかったからこそいま映画が公開されるわけだし、ソイェジも練炭ガスを吸って車に入るときの意外な心の落ち着きを自分で分析しているように、監督に恨みを持っていたり、そういった演技に強い拒否感を持つような女優でもないのかな、とも思えたりします。





お金が無い、スケジュールもきつい、撮影スタッフは悪い環境下での労働が多いと言われる韓国映画界で、女優に対して、強制的にこのような撮影が行われたり、レイプシーンの撮影に配慮が無く撮影されるということはもちろんあってはならないことでしょう。ただ、今回の撮影のことに関していえば、「自分を殺そうとしたのも、助けてくれたのも監督だから、監督とジェウクさんとすべてのスタッフさんはとても大切な存在だ。」と言っているのからもわかるように、監督とソイェジとの間にはそういった撮影を受け入れ、感情移入し表現をしても大丈夫だと思わせる信頼関係があったのだな、とも思えます。

また、ソイェジもこの役をやるにあたって、「辛さを表に出して演技をしなければならないのか、じぶんの辛さを移入して演技をするべきか悩んだ。しかし、辛さというものは人とは比較できるものではないとも考え、自分が経験した苦痛を移入した。そうすることで、彼女の辛さも自分の辛さになるのだと理解するようになった。環境は異なっても自分のつらさを、演技をする役のつらさに反映させることが力になった」とはなしているように、自分がつらさを感じることで、それが役においても生かされたと感じられるような撮影環境があったのだと言えるのではないかと思います。

「ソイェジは被害者だ。」「監督おかしい」「新人俳優だから、拒否なんてできないはずだ」「練炭ガスは殺人未遂」と言えば言うほど、映画の広報になるので、言えばいいと思います。私もそれにつられて記事みちゃったし。

ソイェジは独特の雰囲気がある女性ですね。見てみたい映画だなと感じましたが、まだ韓国で公開中なので日本で見るのは難しいですね。






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