ナッツリターン問題で話題になったナッツ姫ことチョヒョナが、児童福祉施設で週一で奉仕活動をしているという報道が出ました。
彼女も双子をもつ母親と言うことで、同年代の3歳児の子どもたちと週一回、時間を共にしていると言います。子供たちと過ごす彼女の姿は経営者の時の顔とは異なりごく普通の女性の顔になっています。また、5人の身寄りがない子供たちのために、成年後の自立の際に助けになるように通帳を作りそこに毎月送金を始めたとも伝えられました。
児童養護施設の職員もはじめは関係がぎくしゃくするのではという心配もしたそうですが、1年以上過ぎた今では、大きな助けになっていると言います。
現状彼女は執行猶予中(検察が上告中であるが、事件は係留中のようです。)なので、法的な強制社会奉仕ではなく本人の気持ちでやっているものであるようです。もちろん、イメージ改善のためにやっているという見方もできますが、1年以上続けているというので、なかなか簡単なことではないという第一印象を持ちました。
ナッツリターンの件で被害(?)にあったパクチャンジン事務長は、この件について「善い行いのニュースで話題になったことはよかったと感じています。しかし、自分の立場は会社内で新人のやる仕事を任され、会社内ではまだまだ闘争中であるにもかかわらず、被疑者である彼女の社会奉仕を中心にニュースに取り上げられたのには驚きました。会社内では自分をやめさせる動きがまだまだあるにもかかわらずです。それでもまだまだあきらめません。」
と、会社内の動きはまだまだ問題になってしまった人へは厳しいようです。(インスタ見てると、黄色いリボンとか、投票に行こうとかいろいろ左的な人たちから応援されているんだろうなと感じられる写真がありますね。彼も一人で戦っているわけではなさそうです。「戦いをやめられない」とも言えそうですが。)
たしかに、彼女の態度は責められる部分があったようですが、大きい会社の要職をさがってまで責められるような事件だったのかということは考えてみるべきでしょう。財閥の血の利での要職とはいえ、彼女にも経営者としての緊張があったのではないかと思います。
表情の変化を見ていると、子どもたちとの時間が彼女をいやしているんだろうなと思います。実の子どもはアメリカで生まれ、その後彼女と一緒に過ごしているのかどうかは分かりませんが、時間ができたのは確かでしょう。
韓国での反応も「いいことはいいことなのだから素直に評価しては。」「文句言うやつらも1年奉仕活動続けてから言えばいい。」「はじめはイメージのために始めたことでも1年もすれば心は変わっていくものでは。」などと、評価するコメントも多いですが、「だまされるな!」「人はそう簡単には変われない。」という意見も勿論みられます。
また、経営への復帰論も報道されているところがあり、今回の報道もイメージ戦略の一つととらえられている節もあります。とはいえ簡単な道でもなさそうです。
彼女は、お金には困ってはいないでしょうから、法の決定が出るまではこのような活動をしながら自粛しているということでしょう。
被害者?の事務長との話は、正直彼にたかる人々もいるようですし、また会社内でも彼は決して良い存在ではないでしょうから煙たいことはあるでしょう。それがチョヒョナの意思であるかは分かりませんがチョヒョナに近い人々が煙たく思い圧力をかけることはある話だと思います。
彼女の影響力が大韓航空内にどれだけ残っているかはよくわかりません。復帰するなら大学で専攻したホテル系列ではないか?という意見も見られていますが、妹であるチョヒョンミンがカールホテルネットワークの代表理事になったので、ホテルにはチョヒョナの入る場所が無いのではという見方も出ています。妹や、兄が彼女の不在中に立場を大きくしているので、彼女の入る場所がどこになるのか?ということが財界では話題になっているようです。
何はともあれ、彼女と触れ合った子どもたちが将来彼女のことを知って悲しむようなことにならなければいいのにな、と感じました。
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