郵便ポストにごみを捨てる市民たち…非正規職の清掃員への視線と劣悪な労働環境からみる韓国の生きにくさ

SBSニュースで、郵便ポストや、古着などを捨てる収集箱にごみが捨てられるケースが増えているという取材が扱われました。嫌韓サイトが好きそうな題名ですが、このことから韓国人の中にある考え方が見えるので取り扱ってみました。





http:/mnews.sbs.co.kr/news/endPage.do?newsId=N1004251687&plink=LINK&cooper=SBSNEWSVIEWER

ニュースの内容を紹介しますと、ひどい例では、無人のコピー機の印刷物が出てくる場所に押し込められたごみも見られます。ゴミ箱に見えなくもありませんが、少し考えれば当然ゴミ箱ではありません。

暑くなってきた今は郵便ポストに食べ終わった後のアイスクリームの木の棒が捨てられ、郵便物を回収する郵便局員はティッシュで汚れた郵便物を拭くこともあると言います。また、様々なゴミが郵便ポストには捨てられているようです。

ソウルに行ったことがある人ならばよく知っていると思いますが、テロ対策でゴミ箱が大幅に減った日本に比べれば、ソウルはゴミ箱があちらこちらにあります。それでも日本に比べればソウルの町はきれいとは言えません。バス停にはゴミ箱があるにもかかわらず待合のための椅子にごみを捨てる人が絶たないため、「ここはゴミ箱ではありません」というステッカーを張ってゴミをごみ箱に捨てるように注意書きをしていると言います。

ニュースでは「(このような問題について)考えてみましょう」と締めくくられていましたが、思考回路それ自体は今に始まったことではないという印象を持ちました。


個人的な経験談ですが、韓国ではこのように町中ででもごみをすぐ捨てたり、飲食店などで食べ終わったり飲み終わったりしたあと、整理することなくそのまま出てくる姿などをよく見られますが、これには、「やるひとがいるから自分はやらなくてもいい」という思考回路があると言います。これを友人から聞いたときはたいそう驚いたものですが、「自分たちがきれいにしたら清掃員の仕事が無くなっちゃうでしょ?」と冗談交えて言っており、そういうものかな、と感じたものです。

韓国はどこに行っても清掃員が多い国です。地下鉄はもちろん、学校、ビルの清掃など、清掃員という職業に就く割合が日本よりは多く感じられます。また、清掃業務に携わる人々は非正規雇用の人が多く、また、拘束時間が長いため休憩時間が長くなるのですが、休憩施設などは貧弱で労働環境が非人道的だという報道がよく見られます。ひどい場合は、ごみを収集しておく一角に折り畳み椅子で空気の入れ替えもできないようなところで休憩させられる場合があると言います。このニュースではトイレの横にある電線などを入れておく1坪もない空間で清掃員の女性が、休み時間にご飯を作って食べたり休んだりしているのを記者が見て記事にしたと言います。

特にインチョン空港の清掃員への待遇は大きく報道されたこともあり、話題になりました。ムン大統領はインチョン空港で働く1万人の非正規雇用の雇用の労働者を正規雇用に転換すると発表していますが、正規雇用側からも「し烈な競争を突破して入ったのに同じ待遇は納得できない」などの反応があると言い、正規雇用になればすべて解決という問題ではないということがわかります。





清掃員や非正規雇用の人々への視線と言うのは、「その仕事しかやれないあなたが悪い」という責めにもみえます。インチョン空港の非正規雇用には50代の志願者が多いと言いますが、定年で仕事を引退した人(韓国は60歳定年ではなく会社によって定年年齢が異なります。)や事業で失敗して働かざるを得ない人など、避けられない理由があってきついとわかっている仕事をしている人が多いため、「成功してればそんな仕事しなくてもいいでしょ?」という心のどこかにある思いが「ゴミはゴミ箱へ」という当然のこともできなくし、社会の膿みがでるようにゴミ箱でないところにでもごみを捨てて、汚いと疎みながらも知らないふりをすることになるのでしょう。。

汚かったところもいつの間にかきれいになり、繰り返されれば「自分はやらなくてもいい」思考回路になるのは分からなくもないのですが、どこから間違ってこうなるのか…

嫌韓的にクソ韓国人のニュースと書くこともできますが、韓国の息苦しさを端的に表しているニュースだな、と感じました。





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