韓国で大人気のロングダウンジャンパー!あなたは着たい?着たくない?

今年の韓国ではベンチコートが大人気です。韓国語ではロングペディングと言われていますが、この流行のもとは何なのでしょうか?また、一つ流行すると多くの人がその流行を追わねばならないような雰囲気はどこから来るのでしょうか。






韓国は2018年の冬季オリンピックが開かれることから盛り上がっています。そこで公式の服として採用されたのがダウン素材のベンチコートでした。この公式のコートは3万枚作られたのですが、価格が約15万ウォンと質の割に安くお買い得だということで話題になり、商品を販売したロッテ百貨店でも徹夜組が出るほど人気を集めました。実際には赤字だということですが、それでもオリンピックも盛り上げるための効果は大きかったと言います。(参考

オリンピックの公式ベンチコートを芸能人が着用したり、韓国の大スターキムヨナがモデルを務めるニューバランスのファーコートも人気となり、様々なブランドのロングファーコートが流行しています。

ロングファーコートはどのブランドももともとラインナップがありますから、韓国に住む人々はこれらの中から好きなものを選んで流行を楽しんでいるようです。今年は例年よりも寒波が厳しいようで、それも相まって保温性の高いロングダウンコートは人気を集めています。価格帯は40万ウォン前後。これらの高価な買い物を流行に合わせてするのですから、なかなか大変なのではないかなと思います。


コートの流行と言えば学生の中ではやったノースフェイスの黒のダウンジャケットが思いだされます。学校が寒いこともあって学生の中では制服のように当然のように着られていました。このときの流行はノースフェイスブランドのものに限られており、ノースフェイスコリアの社長も「なんで韓国でこんなに売れたのかはよくわからないけども、いっぱい買ってくれてありがとう。」という、売ってるほうも謎の人気を博しました。このときの人気価格帯は25万ウォン。10代の青少年たちが着るには十分高級品だとは思われますが、数年の間ノースフェイスの人気は不動のものになりました。(参考

今年はその流行がロングダウンコートへと移りました。今までのノースフェイスはお父さんが着て、子どもたちは「新しいものを買ってくれ。○○ブランドのものを友達と一緒に買いに行きたい。」と頼むようです。この流行の厄介なことは、「ブランド物を買わなくてはいけない」というところです。ブランドは子供たちの社会によって変わるようですが、そんなことで子供たちの社会における位置が変化してしまうのですから親は気が気でないでしょう。このように学校で友達と一緒でいるための大きい支出は親たちにとってSpine Breaker (背中の破壊)といわれ、家計に大きな負担となっています。





このように韓国の流行は度が過ぎた同質化と同一化のなれの果てだともいえます。芸能人のように自分もありたいという思いと、友達と同じような経済水準でいなければいけないという思いは結局は自分自身を苦しめる思想なのですが、美容であっても政治思想であっても民主的だ!民主化だ!と叫んでいる割には結局は北側にある国と同じような政治体制に近づいているようにも思えてしまいます。

本当は安くて品質が良くてプレミアム価値のあるオリンピックロングコートがほしいというのが韓国国民の本音であるにも関わらず、流行として人々が着るコートは高価でブランド物で、それをわざわざ高い値段で買わなければならないという全く経済的でない方法で流行が発現してしまうというのは、やっぱり生きにくい国だなぁ、と感じずにはいられない今年の流行だなと思わされました。

また強がって、寒いから着ているだけというのもなんだかなぁ、と。気に入ったから着るんだといえればねぇ…

それにしてもヨナジャケットは可愛いですね。買いたくなるのも無理はなさそうです。流行どうこうではなく、ほしい!とか言ってるのがそもそも流行に乗ってるってことなのかしら。でも来年になったらピンクとか水色のジャケットって飽きちゃうかな。そう思いながら、記事を書き書きネットショップを検索してしまいました。流行に乗らねばと苦しむのではなく、流行を楽しめるといいのにと思います。






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