クラブでの感染拡大 ソウル市長の判断ミス!?政治的判断の優先か衛生の優先か

韓国のコロナ第2波の広がり。感染者がゲイクラブに立ち寄っていたことで性少数派叩きも出てきてしまいました。今回はそっちの話は置いといて、そもそもなんでもうクラブなどの夜の施設が再開してるんだという話をします。朴元淳市長は今回の感染拡大に関して、感染者に接触し感染が疑われる人々に検査を受けるよう呼びかけ、検査を受けてない人が多いと判断し、携帯電話会社にその時にイテウォンにいた人々を追跡し、体調の調査をしました。これに関して称賛の声も多いです。が!なんでそもそももう夜のクラブなどが営業再開してるんだ?という疑問がわきました。

段階的に社会的防疫を進めてきた韓国ですが、最後まで慎重になるべきである夜のクラブなどの施設は、早い段階から一部営業が継続されていたことがわかりました。順を追って見ていきましょう。

カンナムのクラブでの勤務者の感染者が出て集合禁止命令が出たのは4月の8日でした。集合禁止命令は事実上の営業停止命令です。これは、19日までの命令でした。これまでもソウル市は営業自粛を強く警告していました。8割の店が協力していましたが、2割に当たる400店舗ほどは営業していましたがこれらに集合禁止命令が出た形です。

集合禁止命令が解けた20日の夜には再び人々が集まっており、営業しているクラブやお酒を出す店には人があふれるという状況が再燃しました。

https://www.ytn.co.kr/_ln/0103_202004210453130756 YTNニュース内に動画があります。人が多いことがわかります。クラブで遊ぶ人がマスクをつけているはずもなく…

地下店舗はどうやっても密閉された空間になってしまいますが、それでも営業する店はありました。韓国の居酒屋にも人々が集まり、防疫の規則を守ると張り紙はあるもの以前とあまり変わらない姿があったようです。ほとんどの人々は家にいましたし、住宅街は人が歩いていない姿がありましたが、夜の街には、人々が集まる場所が完全になくなることはなかったようです。

また、感染者が勤務していたクラブ名は原則運用を行政判断で解釈して公開されました。朴元淳市長は「すべての情報を市民に透明性をもって公開するのが原則であり、疾病管理本部の指針では確定診断者の症状が出た日の前2日間について公開が原則である」と話しました。しかし、感染発覚前二日間は、この感染者はクラブでの勤務がありませんでした。多くの人が集まる場所(名所)は公開が原則として、発病2日より前の行動である勤務地を公開したと言います。原則の運用にあいまいさがあるように感じます。

集合禁止措置が取られた期間は短く感じます。また、感染力が強いとされる発病前2日間以外の行動についてもクラブであったから公開されたのではないかと感じます。

https://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2020/04/22/2020042203346.html 朝鮮日報でも、人々が集まるのは時期尚早という専門家の意見を添えて記事にしていますが、ソウル市は、クラブなどの営業を「自粛」レベルに再び下げました。

そして、今回の梨泰院クラブでの拡大を憂慮し、5月9日から今回は期限を設けず、集合禁止命令を出しました。朴元淳市長が今回の事態で検査を受けるよう強く要求したのは前述の通りで、強い対応に人々はさすがだと称賛しましたが、それから2次、3次感染拡大が広がる今、果たして前回の集合禁止命令が的確な期間だったのかは検証しても良いのではないかと思います。

また今回の集合禁止命令はカラオケ店が含まれていない点もこの先感染源にならなければいいなと感じる点です。カラオケ店はアルコール提供がありますので、営業を憂慮しなければいけないと思いますが、今のところ集合禁止命令外です。

朴元淳市長は、原則の運用に若干不安があります。公衆衛生に関わる問題には人々は強いリーダーシップを求める傾向にあり、個人の権利は制限されても仕方がないと考えられる傾向がありますが、あまり行き過ぎなければ、と思います。

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