税金入ってるから国立大の図書館を開放しろ?じゃ大学生はどこへ….

서울대 도서관 찾는 ‘비서울대생’…”출입제한” 요구

韓国のソウル大といえば、韓国一の優秀な大学ですが、ここで図書館の閲覧室を外部に開放するかしないかが問題になっています。韓国では、日本で言う自習室という文化が根強いです。勉強勉強というのはやっぱり科挙の国だなぁ、と思ったものです。ですが、民間の自習室はお金がかかりますから、このような公的な勉強できるスペースの場所を取り合うことになり問題が発生することがあります。



ソウル大学では慢性的に図書館の勉強できるスペースが足りないようですね。にもかかわらず、外部の人に開放してしまうともっと使えなくなるじゃないか、ということみたいです。お金をとったりをしたものの、利用料は民間の自習室に比べれば安いので、それでも使う人は使うようです。

韓国の図書館では、日本の大学の図書館とは姿が違って、もうずっとそこに住んでるよね?という人が必ずいます。公務員試験だったり、司法試験だったりしますがそういう外部の人がいればソウル大学生にとってはなんであいつが…と不平等さを感じるわけです。サービスを不当に安く受けているように感じて。試験期間中もどうやら外部の人は出入り可能なようで、学部生にとってはなおさら邪魔者でしょう。

制度的にも問題はありそうですが、根本的な問題は、そもそも勉強できる場所が足りていないということです。場所を増やせばいいだけなのですが。あんなに広い大学なんだから。

制度的なことは横に置いておいて、根本的に場所が足りていないんだったら、作らなくてはいけないはずなんです。そしてそのうえで地域の人にも開放するなり制度をもっと不平等を感じないようなものに直さないといけないと思うのですがね。場所が足りていない以上、国立大学で国のお金が投入されているから云々は、学生にしてみれば迷惑な話です。それなら、そのお金を使って学生がもっと勉強できるような環境を作らないといけない。

日本の大学が勉強しなさすぎなのもありますが、韓国の学生は図書館滞在時間が本当に長いんです。私がいた大学は24時間開放されている自習室がありました。私もそこでよく夜を明かしたものです。朝方になるとそうじの人たちがやってきて椅子を引いて掃除してもらうんですね。そんなことはどうでもいいのですが、学生だけでなく、韓国の人にとって勉強できる場所というのは本当に死活問題なんですね。就職すれば昇格試験のためにコシウォンに泊まって勉強するというのも大げさな話ではありません。

まぁ、勉強してるように見える時間が長いだけで、ずっと集中しているわけでもないのでしょうが、それでも図書館で勉強する、自習室で勉強する、コシウォンで資格試験の勉強をするというのは韓国人にとって善なことなんです。長くいれば長くいるだけ努力しているように見えるのです。そういった文化背景もあってか、自習室や図書館の閲覧室というのは大事なんですね。




ソウルは何しろ場所がどんなことにおいても足りていないんです。駐車問題はいつもでもどこでもあります。停める場所がないから不法駐車につながり、「場所がないんだから仕方ないじゃないか!」とぶち切れることにつながります。場所がないからこそ軋轢が生まれ、人と人の摩擦が生じます。東京と同じで人が多すぎるのです。もともと性格的にも人と人の距離が近い国民性もあって、なおさら密着度が高くなり、ストレスも高くなります。そこにおいての過度な競争社会。勉強したくてもその場所がない、それすらもストレスになるという、悪循環です。

場所がないことによって感じる不公平感は、韓国全体にある社会問題のように感じます。だからうまいこといってる人を見るとすごく不公平感を感じる。この「場所」というのは、物質的な広さもそうですし、就職のための椅子の少なさもそうでしょう。

私が感じた韓国の閉塞感は、日本のように他人への無関心につながるのではなく、むしろ他人と比べ続けることによってじぶんがずるずると下がっていくようなものでした。勉強だけでなく容姿において、その先は自分だけにとどまらない家族に関しても。

ソウル大の問題からはそれましたが、この問題にある核心は、閲覧室の不足と、それによる人々の間に起こる不公平感です。税金が投入されているから解放するだなんだ、学ぶ権利への侵害だなどと難しいことじゃないです。場所がない、それだけ。でも、それでも中心に集まってきて人の波の中で生活し、その中で生き残らなければともがく姿というのは、自分を苦しいところにおくのが好きな人たちなんだなぁと外の私には思えていました。

ソウルで生きていくことだけが韓国で生きるということではないんじゃないかなぁ、と感じていましたが、私は日本に逃げ帰ってきた一人なので偉そうなこと言えないです。

 



 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です